せーべさんのロヂウラな日々。 -2ページ目

姑獲鳥の夏

えらくひさびさ。すんません。

あんまり小説とか、読まんほうだが、実は京極夏彦なんかは結構大好きなのだ。アレは個々のキャラがコミック的なせいもある気もするけど、でも小説だから、読みながら登場人物がどんな人間か、なんてのを想像する楽しみがあったりする。

だもんだから、登場人物のイメージ検索なんかをかけると、文字通り十人十色のイラストなんかが出てきて面白いのだ。

 

それが今度、映画になるらしい。それもあの実相寺昭雄監督の手で。

そぉかぁ。中禅寺敦子嬢が田中麗奈ねぇ。むむむ…。

 

こういうのって、みんなが納得するキャスティングは難しいよなぁ。

でも、めちゃ楽しみです。

久々に、読みたくなったなぁ。…手、疲れるけど。

 

ところで、実相寺監督って、電車ファン、それも旧型電車とか市電とかが大好きな方なんだよね。</p><p>オイラの出入りするP模型店やT模型店にもしばしばおいでになるとか。

というか、目蒲線で2回、丸の内線で1回、お見かけしたし・・・。

 

巨匠でありながら、そこらに当たり前にいたりするのが、却ってステキだったり。

05春18きっぷ鉄紀行 そのいち 

久々に18きっぷで旅に出ている。

22日:いろいろあって出立は15時頃。113系の鈍行で出る。残りわずかなのが信じられない。伊東行きなので、そのまま伊東へ。留置線には例の東急8000が。そのうち18きっぷで乗れる東急8000が出現するのかと思うとなんだかなぁ。一見ただの色違いに見えて、片側クロスシートにATS-P、信号炎管、便所装備のスペシャル仕様である。どんな感じか、JRの運転士さんの評価が聞いてみたい。 JR車との併結対応と報じられているが、E231系辺りと連結使用するんだろうか?まぁ、非常時連結という意味なんだろうけど。妙にハワイアンブルーが似合うし、海辺をゆくシーンはある意味住宅地より似合う気もする。

熱海へ戻り、そのまま乗り継いで西へ。晩飯は静岡駅のキムチ入り和風ラーメンである。スープをとってつくるというラーメンの常識に挑戦するような一品。麺は中華麺なのだが、なんと蕎麦のダシにゴマ油を入れたのが汁なのだ。ダシが1種類で済むという合理性からの産物だが、なかなかどうしていっぺん食うと妙にハマる味。

乗り継いで金山へ。駅前のマンガ喫茶泊。ドリンク飲み放題、ネットやり放題で6時間1300円はありがたい。

23日:名城線で半周、本山乗り換えで藤が丘へ。あたりまえだが、名城線の駅はいきなり綺麗になる。で、リニモで八草へ。リニモ自体はゆりかもめなんかと乗ってる気分自体は大差ない。ただ万博会場手前にものすごい急勾配があり、仮に東山線を延長してもこの勾配が克服できたかどうか。万博会場よりも愛環八草のあまりの変わりようにたまげる。単線のしょぼい、何にも無い駅だったのに。駆け込み状態で2000系に乗るが、乗車口と降車口が分かれているとかで、降車口から強引に入ってしまった。会期終了後、この駅はどうなるんだろう。昔住んでた山口付近は大きな変貌は無さそう。

瀬戸市で降りる。歩いて尾張瀬戸方面へ。向かうは瀬戸蔵というやつ。渋い街並みにはあまり変化無く、一安心だが、瀬戸駅周辺はこれでもか、というくらいの変わりようである。さて、瀬戸蔵だが、入り口入るといきなり瀬戸電仕様に復元されたモ754である。そしてハリボテとはいえ、スケールどおりに作られた旧尾張瀬戸駅舎。そして、その脇には瀬戸物工場(モロ、という)や街並みが。…しかしえらくこだわった施設である。細かいことは書かないので、現物を見てたまげて欲しい。

…ヤバイ。ここへきてグッズがいろいろある。昔売ってた瀬戸電土鈴の新作が瀬戸駅と750。つい最近出された瀬戸電の本。チョロQ。…いらぬ散財をしてしまった…。

栄までは6750の急行である。あいも変わらずの走りで、尾張旭からはフルノッチで90km/h以上出していた。ギヤ比が確か3850時代よりも高いはずなので、高速域だとかなりの絶叫状態になる。

名古屋から岐阜へ。例の空港対策で登場した新型(2200系でいいんだっけ?)特急に乗る。半車がロングシートになっていたが、カラオケボックスみたいな色調の、何ともいえないインテリアである。ご自慢のひとつが反射LCDだかの行先表示だが、コントラストが小さく、全体に眩しい感じでまだいまひとつという感じだ。

岐阜へ。空も心もあまり晴れないまま黒野行きに乗り込む。中年のおばさんがバスになると本数は少ないは高くなるわでずっと悪くなるとぼやいていた。途中美濃北方でイラストレーターU氏を目撃、咄嗟に降りて声をお掛けする。瀬戸蔵の話をしたら明日行ってみよう、とのこと。

黒野ではわりとすぐ折り返す。駅はあまり変わらないが、乗り換えで賑わった昔の面影は無い。 徹明町まで折り返すが、接続の電車が無く、そのまま新岐阜、もとい名鉄岐阜まで歩き、800に乗る。上芥見下車。いままで路モジのネタで出そうで出なかった駅だが、作ってみると案外面白そうなところである。後ろの天井川がポイントだ。よじ登って写真を撮ってみた。

モ606で新関へ。折り返し乗り込むが、車内で時刻表をめくり、このまま岐阜から米原敦賀経由で金沢へ抜ける策を検討するが、結局無理。日野橋で降り、待つことしばし、モ593で徹明町へ戻る。カットビ路面電車の名に恥じず、専用軌道では滅茶苦茶に飛ばす。徹明町着。これで僕にとっての“名鉄600V”は終わりを告げた。

と、そこで鬼子母神の模型屋さん、Y田さんに声をかけられた。何だかんだで彼と晩御飯を共にし、更にスタバに入って電車談義に。

結局いろいろ検討の末、今夜もまた金山に戻り、昨日と同じ展開に。明日一番で、つまりMLながらから乗り継いで福井へ出ることとし、あとはぼちぼち考える。計算すると結構予想外に出費が嵩んで鬱。>余計なもんいろいろ買ってるからだよ。

だめだこりゃ。次いってみよう!

ぼんやりテレビ見てたら…何!博多で震度6!?
小中学校時代の友人(行方知れずだが…マサテル、見てたら連絡くれ…って無理か。)、母親の高校時代の親友が福岡在住だけに捨て置けない話。なにしろまずはお見舞い申し上げます。

3月20日って、なんだかいろいろある日のような気がする。地下鉄サリン事件から10年の日でもあるし、そして長さん~いかりや長介さんの1周忌の命日。
今思い出しても、やっぱりカッコいい爺さんだったな、と思う。全員集合の頃の、テレビのブラウン管を突き破って伝わってくるような気迫と、踊るの頃の、年の功の渋~い演技。両方知ってる僕らの世代は、もうひとりの親父を失ったような気持ちになった。
よもや芸能人の葬式に出かけることがあるのかいな、と思ったが、長さんの告別式には僕も列席した。雨の日。もちろんファンの立ち席で、人垣に阻まれて様子は殆ど伺えなかった。でも、好きだった人へのケジメは付けられたかな、と思う。
右には全員集合DVDの初回特典のハッピを、左には青島俊作ばりのアーミーコート着てる人も。やっぱりいるなぁ、と思った。かくいう僕も著書“だめだこりゃ”を前日入手して持参した。ささやかな意思表示といったところ。
喪主である息子さんのあいさつの中で、父親・碇矢長一として話して聞かせた、息子に守るべき3か条の話が出た。
曰く

ありがとうと言える人になれ。
ごめんなさいと言える人になれ。
ウソだけはつくな。

多分これに、だめだこりゃ。次いってみよう!を付け足せば、とりあえず生きていけるかな?という気が、最近している。
これだけでも、実行するのは大変だけどね。
どういうジジイになれるか分からないけど、長さんみたいなジジイに少しでも近づけたらいいな、とは思う。
歌川のおじさんもそうだったけど、年とって更に愛されるような人生って、これほど幸せなことってないよね。
去年は、僕にとって大事な爺さんが2人立て続けにいなくなってしまった。

念のため付記すると、だめだこりゃ。は、ドリフ大爆笑のもしものコーナーでのオチのセリフ、次いってみよう!は全員集合のコーナーチェンジの時のセリフである。だから本来、両者はセットではないのだが、やっぱりセットにして使いたくなる。

ホンモノ

昨日、妹と母親との3人という、珍しい外出をした。
妹が行こうと言い出したのは、現在両国の江戸東京博物館でやっている、19世紀末、アール・ヌーヴォー全盛の時代に活躍したガラス工芸作家、エミール・ガレの作品展。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/kikaku/page/2005/0122/200501.html
オットー・ワグナーの建築群とか、クリムトの絵なんかが好きだ、なんて言っておきながら、恥ずかしながらガレは殆ど知らなかった。だから、結構新鮮な目で見られた、なんていうとちょっと言い訳っぽい。
でも、面白かった。
前半はまず、陶器にはじまり、すぐにガラス工芸の世界へ。多くのアール・ヌーヴォー作家と同じように、彼もジャポニズムの多大な影響を受けている。というか、日本人の目からするとあからさまな日本趣味のパロディが作品全体を固めている、といっても過言で無い。しかし、同時に影響を受けたイスラム趣味も含め、その模倣がただの模倣にとどまらず、作家本人の貪欲なまでの吸収に対する意思がみなぎっているのだ。
驚いたのは、小さなガラス食器に、可憐な草花と共にあしらわれた虫が何と蚊だったり、位牌の形をモティーフにした花器があったりしたこと。そのものの持つイメージ的な貴賤とは無関係に、そこにそれがあること、あるいはそれをモデルにすることでより美しく、楽しい作品ができる、そういうことのバランスに、著しく長けたバランス感覚を持っている人なのだと感じた。
寄木細工の家具を経て後半生~晩年へ。作家が化けるというのはこのことか、と思わせるほどの変貌ぶり。もはや何々のモティーフという色は消え、完全にガレの色に作品が染められている。それにしても、ガラスという材料がこんなにも豊かな表情を持っている材料であることが、僕にはショックだった。
ぐだぐだ説明したくはない。現物を見て欲しい、と思う。印刷されたものでもあるいはインターネットの画面上でも、絶対に現物の持つあの表情は出ないのだ。ただ、ナントカは模倣から始まる、なんていう、言い古された言葉が真実であることも発見だった。
閉館の放送と共に、会場を出た。後半が駆け足になったことが悔やまれるが、非常に充実した時間だった。で、出口を出たところで、グッズがいろいろある。いつもだと、図録(妹は買っていた)とか、それを買う金は無くとも絵葉書位は買う僕なのだが、今回は金欠ということもあるけどそれをしなかった。
やっぱりホンモノの持つ迫力に圧倒された結果だと思う。1万円ちょいから、10万円位するガレ作品のレプリカも即売されていたが、お金があっても欲しいとは思わなかった。月とスッポンどころではない。ひどいものだった。

彼の作品の魅力は、そうした作品自体の技巧や迫力はもとより、にも関わらずガラスという素材がゆえに簡単にほろびて(割れて)しまう、そんな危うさにも逆に魅力の一端がありそうだ。

モノの持つ力が、経済至上主義の中でどんどん押し流されている。だんだんホンモノとニセモノの境界が曖昧になって、世の中全てが幽霊みたいに見えてくる。電子マネーとかいって、モノを買う行為ですらただの数字のやりとりに置き換えられてしまう世の中になりつつある。
そのうち、パスポート、電子マネー、クレジットカード、キャッシュカード、免許に保険証に携帯電話その他もろもろ、これ一個持ち出せば全てに困らないようなモノ、だけど個々のモノとしてはあいまいなモノを人々がみんな持ち歩く世の中になるのだろう。でも、自分の分身みたいなそんな大事なモノだったら、せめてそのモノのカタチは、その人の拘りの塊みたいなモノであって欲しいと思う。中身はそういう“ハイテク”(なんだかこの言葉も陳腐だ。)の塊であっても、外っ皮は例えば谷中の指物職人が丹精込めて作った粋なのとか、そういうのが僕はいいな。技術の極度の進化はそれはそれでいいけど、モノのモノたる部分の意地みたいなもの、一度手にしたら一生手放したくないような、そういう部分ももっと見直される世の中であって欲しいし、可能なら、その手伝いくらいはしたいものだ、と思う。ちょっと大げさだけど。

無くなっても誰も何とも思わない、そんなモノが世の中に多すぎる。その中で、お金に換算した話とは別に、これを失うことは簡単だ、でも絶対にそんなことがあってはならないものが世の中にある、そして、そういうものが世の中に必要だ、ということをこの作品たちが教えてくれた気がする。

ああ、やっちまった。

内職中につき、手短に。
洒落にならない位現金が枯渇しているときに限って、欲しいモノがポコッ出てくるもんで。ああ~。
それが何かは、そのうちこの上辺りに現れるでしょう。
その節は思いっきり、呆れてやってください。
でも、長年欲しいものを手に入れた達成感はあったんだよなぁ。ものすごく。

きょおはなんのひ

大戸島さんご嬢の35歳の誕生日。(どっか~ん)

さて、日記とは呼びがたい歯抜け状態ですが、ご容赦を。
おとといは卒業制作の選抜展準備と言うことで新宿へ。
先日校内でやった3年の卒業制作の中から各科5作品位展示されるわけで、その準備なのだが、いつもだとモノがでかくてパネル展示だけのインテリアマイスタートレイニー科(要するに職人養成コース)の作品の中から、“組み立て式一畳和室”というのが実物出展されることになり、オイラは専らその手伝いを(自分から)やってたわけでした。
床のパネルにボルトで柱を立て、壁パネルを嵌め込んで天井を載せボルト締め、中に4枚に分けた畳を入れて障子を入れ、電灯配線を仕込んでできあがり。いやぁ~、一畳の空間って、こんなに豊かなモンなんだなぁ、と感心することしきりなのです。
天井裏に電灯配線を隠してあったり、妻の丸窓の縁に突き板を貼ってペーパー仕上げしてあったり、どちらかというとデザインというより職人技の勝利という感じ。デザインを専攻してますが、こういうの大好きなんですね。私。
50過ぎて学生の道を選んだ作者Mさん、そして卒業生諸氏の今後のご多幸をお祈りしたく。
ICSカレッジオブアーツ 卒業作品選抜展、新宿パークタワー ギャラリー1にて、明日6日まで開催中です。ぜひご覧の程を。

で、今日。店で定期健康診断をやるってんで、先ほど行ってきました。
サラリーマン辞めて以来ここ数年本格的な検診は全く受けてなかったんで、有料にはなるもののやっといたほうがいいかな、と。
生活は不規則だし、なにしろ30だし。
プロサーファーさんとか、英語であそぼのおねえさんの話なんか聞くとぞっとするもんねぇ。
で、胃もやっとこう、ということでバリウム初体験。発泡剤(要するに粉末サイダーみたいなやつ)を飲んだ後、例の白い液体を一気飲み。シーソーみたいに動く台に寝かされて指図どおりにごろごろ転がって撮影されたわけですが、まぁ、こんなもんか、という感じで終了。べらぼうに不味い液体を大量に飲まされるととかく評判芳しくないバリウムも、昨今技術向上著しいようで、そんなにヒドイお味でもなく、量もコップ一杯程度で済みましたわ。

ま、なにはともあれ何事も無いことを祈りたいところです。

無計画悲喜こもごも

ありゃ。ずいぶん間が空いてしまいました。では、このところのお話を。

■歯医者
※すみません。この手の痛そうな話、苦手な方は読み飛ばしてくださいな。
検査結果、予想以上にボロボロでして、2本位抜かなきゃならんてな話になりました…。さめざめ。
右下の奥歯の銀が、昨夏の海外旅行中、よりによってドイツ・ウォルタースドルフでゴータカーを撮影中に抜けたのだが、そのまま放置したら割れてしまっていたのだった。
10年前の受験期、下の親知らずが両方とも真横に生え、前の歯を押し出して耐えられない激痛になったことがある私。市販の痛み止めを飲んでも全く効かず(“ケロリン”も飲みましたよ。油紙に包んである粉末状の奴。)、結局親知らずは2本とも大学病院で歯茎を切開し、小型のハンマーとノミ(! こんな道具が歯科用具にあるんですね。)で叩き割ってこじり出してもらったのだが、その数年後、左の一本前の歯がやはり割れて抜かれ、今度は右も同じ運命になってしまったわけ。
親知らずの圧力で歯にヒビが入って、そこから割れたのか…と想像して、仕方が無かったと納得したいのだが、もっと早くに歯医者に行っていればこんなことにはならなかったのか…とも。ま、しゃあないね。
モノを旨く食う為には歯は財産ですよ。うん。
てなわけで、歯はしっかり磨きましょう。ときどき検査も忘れずに。

■東海村
行ってきました東海村のイベント。路面モジュールの出張運転というのが大義名分。T-TRAK Network関係者では呼びかけ人のおり氏を含め延べ7名が参加となったのだが、おり氏宅での合宿状態となったことから、2泊とも夜中、もとい明け方まで酒呑みつつかなりの盛り上がりとなったわけで。しかも土曜の晩なんざ、Y君主催の新年会に出席するためにわざわざ東京へ向かい、そのまま常磐線中電の最終で戻ってくるなんていうアクロバットまでかました結果、帰宅翌日の月曜は完全にゴミと化してしまいました。
ま、それはさておき、純粋な視点で鉄道模型を楽しんでもらえる親子連ればかりで、なかなかやる側としても幸せなイベントでした。
んで、会期中好評だったのが103系のペーパークラフト教室。ペーパー車輌の泰斗、Y氏を講師に、氏が勤務する大学の学生さんを伴っての教室だったのだが、ミソは組みあがった車体をHOのパワトラ付き足回りに被せてエンドレスを走り回ることができること。子供たちにしてみれば自分の作った電車が走るだけになかなかの人気ぶりになった様子でなにより。子供たちを主役に据えたイベントとしては非常にいい手法だなぁ、と感心することしきりなのでした。デフォルトでは外郭を切り抜いて蒲鉾状の箱を作り、そこにクーラーとパンタを折って貼り付けるだけなのだが、そこはそれ、型紙を見ると窓抜きがしたくなる奇病を患う身ゆえ、型紙を一枚頂くや、やおら中桟残しの2段窓抜きを始めたのだった。で、そのまま話はエスカレートしてゆき、普通のペーパー車体ばりに外張りと内張りを張り合わせる構成にする一方、気が付いたらS哲氏やのがわ氏がカッターを握り締め、S哲氏はわざわざパンタを完全中抜きに切り抜き、一方のがわ氏はグロベンが無いフォローとして、クーラーをインバータタイプに改造、ファングリルなんぞもしっかり切り抜いて貼り合わせてあったりして…おぃ。
この後、前述する怒涛の東京直行になるわけだが、これに夢中になり過ぎたおかげで鈍行では時間的に間に合わず、高い追加料金で特急に乗る破目になったのは余談である。 翌日、組みあがった車体は、子供たちの力作を尻目に我が物顔でエンドレスを走り回ったのだった。いやぁ~、久々に工作の楽しさをよび覚ます思いでしたよ。うん。>コラコラ
(当然子供優先でやりましたよ。冗談ですってば。)

ま、なにはともあれ、我々もお手伝いなのかただの闖入者なのか微妙なところですが、色々刺激を頂き、楽しませて頂いた“ときわ”の皆様に心から御礼申し上げます。また宜しければ誘って頂ければ幸甚です

水撒きクダ巻き自宅待ち

とりあえず、無事進級できました。やれやれ。
バイトは何故か落ちたけど。
また探さなきゃ。

昨日は恒例になっている製図板のケント紙はがし作業というのがありまして、製図板にデンプン糊で貼り付けてあるケント紙をまずカッターで切れ目(ニセモノの油絵をナイフで切り裂く要領…アレです。)を入れて取り除くだけ取り除き、テラスに全部出して水をかけて糊をふやかし、プラスチック定規でこそげてやるわけ。
あとは新学期にまた貼りなおすわけだが、新しい年に気分一新という、要するに障子の張替えと同じようなものですな。どんどんデジタル化する一方のデザインの世界の中で、恐ろしくアナログなものが残っているわけで。
どちらかといえばアナログ派な僕としては、ま、これもいいかな、とも思う。
ただ気になるのは、昨年の我々に比べ、今年の一年生たちの製図板の扱いの手荒さだ。貼ってあるケント紙がカッター傷だらけになっている。2級建築士模試のときに鉛筆で製図をやるわけだが、図面が引きにくくて苦労した。年々モノに対する愛着のココロみたいのがすさんで来ているんだろうか。
最後に用具を水洗いして終わるのだが、テラスの床に敷いたビニールシートをホースで水ぶっ掛けて洗うわけで、キャーキャー言いながら季節外れの水遊びみたいになった。真夏だったら誰か素っ裸になる奴がいるんだろうなぁ。

ロッカーの中の荷物を引き上げる為に一旦帰宅、メシを食った後、図書館へ本を返す。気まぐれで自由が丘へ向かい、そのままやってきた日比谷線直通に乗り込み、気まぐれで秋葉原へ。模型屋でぽけーっとしていると、偶然にも会社帰りのカナデン氏(仮名)に出会う。そのままアキバ界隈の模型屋を巡ることになるのだが、話は模型談義からカネがどうのヨメが欲しいだのという展開に。あんまり僕の友人たちはそういう愚痴をこぼす人は少ないのだが、彼はその手の話になると長くなるほうである。年齢的にもその他諸々ひっくるめても、まぁ立場は似たり寄ったりなので、そのまま相槌を打つことになる。彼とは銀座線に乗り、日本橋で別れた。これで酒でも入れば完全にクダ巻き大会になり、恐らく夜通し語ってしまうのだろうが。逆にそういうガス抜きの場も必要なんだろうけど。

夜。晩飯のカレーを食った後、何かやろうかと思ったが、結局寝ちまった。
一週間ほど前の地獄の日々の反動とはいえ、お気楽過ぎるのも問題だなぁ。
そろそろ締めてかからないと。

んで今日。ちょっと“寝耳に水”(ウチで子猫もらってくれないか、という話ともうひとつ。こちらはナイショです。)な話の後、歯医者の予約キャンセル待ちで自宅待機ということになってしまった。
歯医者に行くか行かないかどっちにしろ、6時からは魚屋でバイトである。

いちおう、はじめまして。

というわけで、せーべさんことひぐらしです。
どうぞよろしゅう。

日付変わって一昨日になるが、ユザワヤ吉祥寺→歌川模型→トラムウェイ→A-Shop→はぐるまや→TAMTAMなどという無茶苦茶な模型屋のハシゴをやった。
そもそもが、のがわ氏に“歌川さんがもうすぐ移転するっていうから、見に行かないかい”などと誘ったことがきっかけ。行ったらまだ早すぎてやっておらず、ユザワヤで時間を潰した後(いつの間にか模型売り場が地下から8階に!)向かったのだが…。
いつもと変わらないたたずまいのあの店は、おばさんひとりだった。おじさんがいない以外は何ら変わらない店。まるで、おじさんが単にどこかに出かけているだけみたいに。今ちょうど郵便局行っててね、みたいな。
のがわ氏と型紙をどっさり買った。見慣れない、ロクサン型だのキハ30だの、西武101系だのがあった。よく見ると、なんと2004.7とある。新作ではないか。本当に最期まで模型を作りつづけていたんだね。しかも、切妻ってことは入門者に好適なんていう狙いもあったんだろう。
例によっておばさんが裁ち鋏で切ってくれるのだが、通常縦に2輌分ところ横レイアウトで1輌分なので、なんとか封筒に収めようとおばさんにじゃきじゃきに切られてしまった。…まぁいいや。うん。

おばさんの傍らには、おじさんの愛用していたメガネがあった。おじさんの席のわきにある例の自作のセロテープ台には、テープが無かった。そんなところから、おじさんがもういないことを悟った。

おばさんは少し耳が遠いので、最後に、元気で店を続けて下さいね、と少し大声で言ったら、黙ってにっこり笑ってくれた。

用事のあるのがわさんとそのまま別れて、あんなハシゴになったのは、多分そんなさみしさを紛らわしたかったのと、A-Shopで偶然O氏に遭遇したせいである。
食事がてらGWに予定している模型イベントの打ち合わせの末、結局彼のクルマで自宅に帰り着いたのが午前2時近く…。
そして翌日昼まで寝た挙句、また打ち合わせということでO氏に会うことに。ま、懸案も大分埋まったし、メデタシですね。

さて、本日は進級発表である。無事3年生になれるかどうか。
こないだ面接受けたバイトのこともあるので、再履修無しでクリアしたいが、果たして結果は…。
どきどき。

眠くてアタマとろけそうなので、ばらけた文章のわりに中身ないですが、ご容赦を。
では、おやすみなさい。